月別アーカイブ: 2014年10月

簿記2級の試験への心構えと持ち物が要?【試験】

日商簿記2級の試験は、大きく分けて、商業簿記3問・工業簿記2問が出題されます。試験時間は120分で、70%正解していれば、合格です。つまり満点を取る必要も平均点を気にする必要もなく、どの試験の回でも70点取れればいいのです。

とはいえ、難易度のところで詳しく記載しますが、日商簿記はその試験ごとに合格率が約10%未満~40%台後半を推移し、非常にムラがあります。確実に合格する為に、合格率が非常に低い試験でも70点以上を獲得しようと思うと、合格率の高い試験の過去問はほとんど完璧にとけるレベルまで勉強しておかないといけません。その為、過去問を解く際は、どの試験でも80%~85%は取れるよう練習しておきましょう。

また、意外と対策が必要なのが、持ち物です。
まず、簿記の試験に欠かせないのが電卓。120分という時間は余裕があるようですが、過去問などを解いてみると非常に短い時間だということが分かるでしょう。その中で、使いやすい電卓と使いにくい電卓では時間の使い方が全く違ってきます。自分の使いやすい電卓を選び、さらに使いこなせるよう練習しておくことが合格の必要条件ではないかと思います。

次に試験会場は冷暖房が必要以上にきいているということが、よくあります。特に女性の場合、冷えにより集中力を妨げられることが考えられます。ひざ掛けや上着など着脱しやすいものを用意しておくとよいでしょう。

最後に、試験当日は30分ぐらい前には席につけるよう会場へ行き、自分がよく間違える箇所をまとめた「間違いノート」を確認して、落ち着いて本番を迎えましょう。

日商簿記2級の要項【資格】

日商簿記3級に合格した人の多くは、次に2級に挑戦します。また、同時受験が出来るので、3級と2級を併願する受験生もいます。簿記2級は3級を前提とした試験ですので、3級に挑戦するのであれば、是非、併せて2級にもチャレンジしてみてください。

日商簿記2級の資格について、以下に詳しい要項を箇条書きにしてみました。

範囲……商企業および工企業における経理担当者および経理事務員として必要な高校程度の商業簿記および工業簿記(初歩的な原価計算を含む)
合格基準……100点中70点以上
時間制限……120分
日程……6、11、2月の年3回(日にちは試験の回ごとによって違うので、商工会議所のホームページで確認しましょう)
受験料……4,630円
申し込み方法……ネット申し込み、商工会議所へ直接申し込み等(近隣の商工会議所によって違います)
合格発表……各商工会議所に応じて時期・方法などが決められます

試験に向けての勉強ツールですが、予備校・通信教育・独学と大きく分けて3パターンあります。独学でも勉強時間の確保と勉強の仕方を押さえれば取得可能な資格です。
試験勉強に掛かる教育費用は、独学だとだいたい1万円以内の教育費で取得出来ます。時間の確保が不安な方、勉強の仕方が分からない方は予備校か通信教育がお勧めですが、通信教育で勉強に取り組んだとしても、費用は5万円前後です。
資格の中では、受験料も安く、各都道府県、市町村の商工会議所で行われるので交通費の心配もありません。
勉強期間目安としてだいたい3ヶ月~半年です。また、ビジネス系の資格の中では受験者数がトップです。様々な会社や団体、部署で必要とされ活躍できる資格なので、費用対効果を考えると取得するメリットは十分あります。

戦略的に簿記2級の試験に挑もう【試験科目】

日商簿記2級の試験科目は商業簿記と工業簿記の2つに分かれます。1~3問目までは商業簿記より出題され、1問目は仕分け問題、2問目は主に伝票や帳簿に関する問題、3問目は主に精算表や財務諸表の作成に関する問題が出題されます。また、工業簿記からは4問目が仕分け問題や勘定記入問題など、5問目が原価計算などの問題が、だいたい出題されます。


1問目の仕分け問題では、配点が4点×5問と配分されています。簿記の試験は70点で合格ですので、ここで出来れば満点を取っておくと、かなり楽になります。


2問目・3問目も配点は各20点ですが、ここは結果と過程が採点され、どこが加点対象になるか不明です。また、難易度が高い試験の回の場合、初見の問題が多く出題される箇所です。しっかりと理屈と計算の仕方を押さえておかなければいけない箇所でしょう。
4問目・5問目は工業簿記から各20点の出題です。2・3問目と同じように、どこが採点対象になるか分かりません。商業簿記と比べると比較的易しい問題ですが、工業簿記に苦手意識を持っている人も多いようです。苦手意識を持っている人に聞くと、理屈が分からないが故に苦手というのがほとんどかと感じます。しかし、工業簿記は一旦理解出来れば、計算方法は簡単なものが多いので、自分に合うテキストで基礎をしっかり押さえておくことが重要かと思います。


また、3級と比べ、より時間配分が大切です。120分と聞くとたっぷり時間があるようですが、本番の緊張感と難易度を考えると無駄遣いは出来ません。例えば、1問目→4・5問目を解き、最後に苦手な2・3問目を解く、分からない問題は後回しにするなど試験までに過去問を解きながらシミュレーションしておきましょう。


最後に、日商簿記2級の命取りはうっかりミスです。途中でミスをすると、その先の採点対象も連動して間違えている場合もあるので、見直しは必ずしましょう。理想としては100分で問題を解き、最低20分は見直しに当てることが望ましいでしょう。